PERSON

安定供給と適正価格のために
シンガポールで獅子奮迅

2011年新卒入社

山口 健太朗(Kentarou Yamaguchi)

工学研究科 創成シミュレーション工学専攻卒
SHIZUOKA GAS TRADING PTE. LTD.

LNG調達にとって重要な情報拠点

導管や産業用のお客さまを対象とした技術系の業務を経験し、原料調達の担当部署を経て、現在はシンガポールを拠点とするSHIZUOKA GAS TRADING PTE.LTDに在籍しています。シンガポールには、液化天然ガス(LNG)をビジネスにしている関係者や会社が世界中から集まっていて、LNGに関する情報を集めたり、新たなビジネスの話をしたりするには最適の場所です。2017年に設立されたこの会社での私の仕事は、LNGをビジネスにしている関係者と日々コミュニケーションをとりながら、当社のLNG調達価格低減や袖師基地活用に帰する新たな取引機会を模索することです。国内のメンバーとも密に連携を取りながら、こんな取り組みはできないかと提案したり、アイデアを交換しあったりして、取引実現に向けて交渉を進めています。ここには海外事業を手掛ける方々もいますので、我々の海外案件のフック、きっかけや糸口になるようなことを探すのも任務のひとつです。

アイデアと
コミュニケーションで切り拓く

シンガポールには多くの日本のガス会社が事務所を開設しています。我々のようなローカルのガス会社とは比べ物にならないくらいのビッグカンパニーもいて、知見の高いスペシャリストもいます。そのような中でも、当社はLNG の取引や業務を活発にやっているのではないかと自負しています。お互いにWIN-WINになるような関係を見つけていくのは簡単ではないですが、突拍子もないアイデアが形になる可能性もあるため、どんどん提案していければ、と思っています。また、海外のプレイヤーからは、仕事の話以外にも日本の政治や経済、文化などについて尋ねられることも多いです。どのようなことにも答え、自分の考えを伝えることで信頼関係を築いています。せっかくシンガポールで仕事するのですから、多くの人たちとコミュニケーションをとって、日本では得られない知見や考え方を得たいですね。

※所属等は、取材当時のものです。