PERSON
再生可能エネルギーで
ガス会社が非ガスに挑む
2019年キャリア入社
吉井 恭平(Kyohei Yoshii)
経済学部 経済学科卒
グローバル・エネルギー本部
電力・環境事業部 再エネ・環境担当
バイオマスで世界的な課題に向き合う
電力・環境事業部は、都市ガス事業を本業としている会社の中では、異色な存在といえます。立ち上がって間もない部署ですが、成長戦略のカギをにぎる非ガス事業のひとつで、バイオマス発電や太陽光発電といった再生可能エネルギーの開発を担っています。そのなかでも、私はバイオマス発電の開発や投資を担当しています。世の中には使われていないエネルギーがいろいろあります。例えば、街路樹を剪定した後の枝葉や、食品の製造過程で出る残りカス、森林の間伐材などです。これまで使われていなかったり、“価値がない”と廃棄されていたモノをエネルギーに変えようというのがバイオマスの基本的な考え方です。バイオマス発電事業は他の企業と協働で進めていくことが多いのですが、全く異なる業種の方々と一緒に、クリーンなエネルギーを広めるという目標に向かって邁進していくのも、この仕事の醍醐味だと思います。
視野や知見は大きく広がった
前職は銀行員です。支店でお客さまのニーズに応え、金融による価値を提供することも大変やりがいのある仕事でしたが、今の仕事は、極端にいえば、世界的な話の中にいるような感じです。例えば、木質バイオマスの原料を海外から輸入する場合には、輸入の流れや仕組みを勉強しなくてはいけませんし、仕事を通じて、視野や知見は世界に広がっているなと思います。また、銀行で学んだファイナンスの知識は多少なりとも活かすことができています。再生可能エネルギーの仕事は、とにかく新しいことが多く、風力や地熱なども含め、これからどんどん開発していかなくてはいけません。大変なことはあるし壁も高い。チャレンジングに仕事ができるというのが、この仕事の大きな魅力のひとつです。自分が携わったプロジェクトが新聞に載ったりすると、頑張って良かったという実感が湧いてくるので、その気持ちを大事にしながら日々業務に取り組んでいます。
※所属等は、取材当時のものです。
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