PERSON
都市ガスの製造現場は
私の夢を実現させてくれる
2020年新卒入社
瀬川 いづみ(Izumi Segawa)
理学部 地球科学科卒
清水エル・エヌ・ジー株式会社
生産グループ 生産第二チーム(出向)
女性でもできることを証明したい
都市ガスは原料の天然ガスを液化した状態で輸入し、受入基地で一旦タンクに貯蔵します。その後、気化させ熱量を調整し臭いをつけて、お客さまのもとに供給しています。清水エル・エヌ・ジー袖師基地は県内唯一のLNG受入基地で、静岡ガスグループが供給するすべての都市ガスをここで製造しています。生産グループの担当はガス製造設備の管理です。1日に2回、2名体制で現場に行って設備を点検したり、中央制御室で設備側から送られてくるデータをもとに、熱量や品質の管理を行っています。この職種はオペレーターと呼ばれ、袖師基地では私が女性初でした。配属された直後は、自分がどこまでできるのか、女性として務まるのか、もちろん不安はありました。実際働いてみると、体力的な面では男性に敵わないところもあるのですが、仕事の内容では、女性男性に関わらず活躍できる職場だと感じています。当初あった不安は、今はもう全くありません。
技術系の職場で働きたかった
算数が好きで、中学生になると、たぶん理系に進むのだろうという感覚はありました。大学の専攻は地球科学科で、海底下の岩石を研究していました。就職活動中は、縁の下の力持ち的な仕事が性に合っているし、エネルギー関連企業の技術系の職場で働けたらいいなと思っていました。ガス会社を選んだのは、地底下の岩石と天然ガスの採取方法が似ていて、親近感を抱いたのも志望理由のひとつだったかもしれません。今の職場には、理系出身の同期の女性社員がもう一人いて、なにかと心強い存在です。後輩が入ってきて教える立場になりましたが、教えることで得られることも多く、自分が成長しているという実感があります。都市ガスの生産拠点という性格上、フレキシブルな働き方はまだ難しい面がありますが、私がロールモデルとなり女性にとって働きやすい環境にしていく、ライフサイクルに合わせて対応できる働き方の仕組みを作っていく、そこにも貢献していきたいと考えています。
※所属等は、取材当時のものです。
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