静岡ガスではガスを安定的にお届けするため、生産から供給までを、最新システムで24時間監視・コントロールしています。
大規模地震が発生したときには供給エリアごとガスを緊急遮断して2次災害の防止を図ります。
また、復旧の際には安全を優先し、迅速かつ正確に作業をすすめます。
防災体制
災害対策本部
大規模な地震等の災害時には、本社に災害対策本部が設置されます。災害対策本部はさまざまな情報を収集・集約し、迅速かつ適切に対策を指示します。
地震情報の一元管理
供給エリア各地で収集された地震情報は、自動的に幹線・送出管理センター内のコントロールセンターに送信されます。コントロールセンターでは、これらの情報を一元的に管理し、必要な情報を画面に表示します。
幹線・送出管理センター
ガスの生産状況の監視や、主要幹線(パイプライン)の圧力監視およびガスの送出・供給状況を24時間365日体制で、遠隔監視・コントロールしています。
遠隔制御
ガスの圧力や流量、貯蔵量等を常時監視し、遠隔操作により適正な管理を行います。
システムの二重化
幹線制御システムは、機器および遠隔制御システムの二重化により、バックアップ体制がとられています。遠隔制御で使用する衛星無線は、地上設備が被害を受けたときにも、有効に機能するなど、事故や災害にも強いシステムとなっています。
免震構造の本社東館
ガスの送出管理を行う幹線・送出管理センターと、いざというときに災害対策本部が設置される災害対策本部室は、大地震にも耐える免震構造となっている本社東館の中にあります。さらに、コンピュータシステムの設置スペースは床免震構造とし、より高い安全性のもとで中枢機能を守っています。
免震構造
建物の基礎部に積層ゴムが設置されており、地震時の横揺れを吸収することで建物が影響を受けない構造となっています。
地震防災訓練
社内総合防災訓練をはじめ、各行政機関などと連携した防災訓練を継続的に実施し、災害対応力の強化に取り組んでいます。
床免震構造
大地震が発生した際にもその機能を果たすため、重要なコンピュータシステムは、縦揺れを吸収するよう設計された床の上に設置されています。
保安体制
24時間365日の緊急受付対応と二次災害防止を考えた体制を確立しています。
ガス供給停止システム
ガスの供給エリアを37ブロックに分けて、各ブロック内に設置している地震計のSI値があらかじめ定めた基準値以上の揺れを感知した際には、自動的にガスの供給を止め、二次災害の防止を図ります。
また、地震の被害状況を収集し二次災害に繋がる恐れがある場合には、そのエリアのガスを遠隔操作で遮断します。
SI値とは:Spectral Intensity の略で、地震によって一般的な構造物がどの程度揺れるかを示す指標です。
