サステナビリティに関する取り組み

サステナビリティに関する
取り組み

事業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献するために、基本方針をもとに、静岡ガスグループに関わるマテリアリティ(重要な課題)を特定しています。
また、マテリアリティごとに目標を設定して実績を評価することで、活動の改善や取り組みの向上につなげています。

マテリアリティ(重要な課題)の特定

マテリアリティ特定の考え方

  • 企業理念やビジョン、公表しているSDGsにおける重点目標、ESGの指標を踏まえる
  • 静岡ガスグループに関わる重要な課題と、持続可能な社会の実現のための重要な課題が高い指標で合致する
マテリアリティ特定の考え方

特定した静岡ガスグループのマテリアリティ(重要な課題)

マテリアリティ(重要な課題) 取り組み 関連性の高い(貢献する)SDGs
E 気候変動 地球環境への貢献 カーボンニュートラル実現に向けた取り組み
S ステークホルダーの安心安全
エネルギーの安定供給
地域価値の向上
サプライチェーン・マネジメント
ダイバーシティ&インクルージョン
従業員の健康
従業員のエンゲージメント
地域・社会への貢献 安定的で安心安全なエネルギー供給
地域の価値向上、創出
公正・適正な取引
多様性の発揮に向けた取り組み
従業員の心身の健康
G ガバナンス、コンプライアンス 健全な企業経営 ガバナンス強化・コンプライアンス推進

静岡ガスグループの具体的な取り組み

地球環境への貢献

カーボンニュートラルの実現に向けた取り組み
主要な取り組み 2024年度取り組み実績 2025年度取り組み目標
CO2排出量の削減
  • CO2削減貢献量 累計11.7万t(※2021年以降)
  • CO2削減貢献量 累計23.1万t(※2021年以降)
お客さま先の低炭素化
  • 天然ガスシフト
  • 省エネルギーの推進
  • エネルギーの高度利用
  • ガスのカーボンニュートラル化
  • 天然ガスシフト 累計1,879万m3(※2021年以降)
  • カーボン・オフセット都市ガスの供給 1,088万m3
  • コージェネレーションシステムの導入 累計25万kw
  • 家庭用燃料電池エネファームの普及 累計6,963台
  • 「みらエコ診断」により、お客さまのCO2削減を支援 累計26,163件
  • 天然ガスシフト 累計4,458万m3(※2021年以降)
  • カーボン・オフセット都市ガスの供給拡大
  • コージェネレーションシステムの導入拡大
  • 家庭用燃料電池エネファームの普及拡大
  • 「みらエコ診断」により、お客さまのCO2削減を支援 累計34,143件
再生可能エネルギー電源の開発
  • 再生可能エネルギー電源の開発 累計3.4万kW
  • 再生可能エネルギー電源の開発 累計7万kw
事業所や社用車などからCO2排出削減
  • 社屋照明の一部LED化を実施
  • 自社社屋の省エネ設備への更新
海外での取り組み
CO2の回収・利用、森林保全
  • インドネシア、タイでの産業用向け天然ガス供給事業の継続運営
  • タイの大学向け太陽光発電事業において0.8MWを新たに設置することを合意
  • インドのバイオガスプロジェクトへの参画合意
  • ベトナムの50MW級太陽光発電事業に参画
  • インドネシアやタイでの産業用向け天然ガス供給事業における継続運営
  • タイでの太陽光発電事業の拡大に向けた取り組み推進
  • 東南アジア、南アジア、欧米での天然ガス・再生可能エネルギーの普及に向けた取り組み推進

地域・社会への貢献

安定的で安心安全なエネルギー供給
主要な取り組み 2024年度取り組み実績 2025年度取り組み目標
清水エル・エヌ・ジー袖師基地(製造基地)の安心安全への取り組み
  • カメラ、防爆型スマートフォンを導入し、デジタル技術を活用したプラント管理を推進
  • 公設消防やLNG荷役関係者との合同訓練を実施し、非常事態発生時の対応能力向上を推進
  • 基地保全業務の技術伝承を進めるとともに、省力化、効率化の推進
  • デジタル技術を活用したプラント管理の更なる推進と技術の伝承
  • 非常体制組織の実用的な運用を想定した防災訓練の実施
  • 基地保全業務の省力化、効率化の推進
ガス導管の安心安全への取り組み
  • ガス導管の耐震化率99.9%
  • ガス漏れ調査・修理スキル保有者100%・ガス臨時供給スキル保有者59%
  • 自然災害などで現場を統括できる責任者を4名養成(教育の実施)
  • ガス導管の更なる耐震化
  • ガス漏れ調査・修理スキル保有者100%・ガス臨時供給スキル保有者60%
  • 自然災害などへの対応に必要なスキル保有者および現場責任者の養成・確保
お客さま保安高度化への取り組み
  • お客さま保安巡回件数8.2万件
  • お客さま保安巡回件数8.8万件
地域の価値向上、創出
主要な取り組み 2024年度取り組み実績 2025年度取り組み目標
地域の未来を地域のステークホルダーとともにつくる地域共創の取り組み
  • 福祉活動分野の拡充(ヘルプマーク啓発活動、障がいや病の子どもたちに芸術を届ける活動)
  • PTA活動支援の開始(静響ふれあいコンサート、アスルクラロこども運動教室)
  • 社員のボランティア活動件数:2,774件(対前年251%)、延べ活動時間:10,911時間(対前年219%)
  • 次世代教育(エネルギー環境教育、自然観察教室、防災講座、職業体験等)の実施:実施回数123回、参加人数:4,556名
  • 地域における食の課題解決に向けた陸上養殖のトライアルを開始
  • 地域貢献活動の拡充
  • 社員参加型地域貢献活動の定着推進
  • 地域の次世代人材の育成の継続的推進
  • 自治体や地元企業との協業、地域の課題解決に向けた取り組みの推進
くらしやすい社会の実現に向けた事業の取り組み
  • 食事業、ヘルスケア関連サービスとして、プロバスケットボールチーム「ベルテックス静岡」ユースチームへのスポーツ栄養講座の提供開始
  • 地域の加盟店で使えるデジタルチケット「エネリアe街チケット」を開始
  • スポーツ栄養講座の地域スポーツチームへの展開
  • ヘルスケア関連サービスの創出
  • エネリアe街チケットの加盟店の拡大
循環型社会形成に向けた取り組み
  • 3Rの推進
  • ポリエチレン管再資源化率100%
  • アスファルト、コンクリートの再資源化率100%
  • 3Rの推進
  • ポリエチレン管再資源化率100%
  • アスファルト、コンクリートの再資源化率100%
公正・適正な取引
主要な取り組み 2024年度取り組み実績 2025年度取り組み目標
CSR調達
  • 取引先に対するアンケートを実施(対象45社)
  • 取引先に対するアンケート結果を踏まえたPDCAの取り組み
  • 取引先の理解浸透に向けた取り組み実施
多様性の発揮に向けた取り組み
主要な取り組み 2024年度取り組み実績 2025年度取り組み目標
人材開発・人材育成
  • 経営戦略に紐づく人材育成、採用の実施
  • 教育研修の拡充(年代別研修、キャリアデザイン研修、DX人材育成研修、応募型研修)
  • 静岡県内企業との合同研修開催
  • 経営戦略に紐づく人材育成、採用の推進
  • 全年代におけるリスキリングプログラムの推進
  • 外部企業と連携した研修機会の拡充
  • 社員の自律的なキャリア開発を支援する施策の拡充及びブラッシュアップ
  • 1on1コーチングスキルの向上、取り組みの強化
  • グループ全体における組織開発
多様な人材活用
  • キャリア採用の拡大。2024年度8人採用(2025年度入社として12人内定)
  • マネジメント職(管理職層)に占める女性比率11.1%(2024年時点)(2026年3月までに12%以上)
  • キャリア採用、ポテンシャル採用の強化
  • マネジメント職(管理職層)に占める女性比率を2026年3月までに12%以上とすべく取り組みを推進
従業員の心身の健康
主要な取り組み 2024年度取り組み実績 2025年度取り組み目標
従業員の心身の健康に向けた取り組み
  • 健康経営優良法人(大規模法人部門)の継続認定(3年連続)
  • 従業員の健康づくりのための食生活改善(6回・400人)、運動習慣促進(5回・130人)イベントを実施
  • 健康づくり戦略に基づく健康施策の実施による健康経営優良法人の継続認定
  • 健康づくり推進体制による従業員の健康づくりの継続的推進
働きがいの向上に向けた取り組み
  • 多様な働き方の実現に向け、社内副業制度の試行実施を開始
  • 働く女性の為のコミュニティサービス「marbleMe」の導入 アプリ登録率77.7%
  • 多様な働き方の実現に向けた制度拡充の継続的推進

健全な企業経営

ガバナンス強化・コンプライアンス推進
主要な取り組み 2024年度取り組み実績 2025年度取り組み目標
強固なガバナンス体制構築
  • 取締役7名の内、独立社外取締役を4名選任
  • 取締役会の実効性向上のため、中長期ビジョン達成に資する議論を拡充
  • 人権方針の策定
  • 取締役会の実効性向上のための改善の取り組みの継続的実施
  • グループ全社のガバナンス意識向上を図るべく教育の実施
  • 人権デュー・ディリジェンスの展開
  • 全社的なリスク管理体制の見直しによるリスクマネジメントの強化
コンプライアンスの推進
  • 役員、管理職、新入社員など階層別コンプライアンス研修の実施
  • コンプライアンス窓口認知度の向上と利用促進のため、社内イントラや周知カード配布等による周知、全社員対象のe-ラーニングを実施
  • コンプライアンス意識調査の実施・調査結果を受けたPDCAの取り組みの定着化
  • グループ全体のコンプライアンス向上に向けた部署ごとのコンプライアンスミーティングに加え、グループ会社の社長、コンプライアンス担当を対象に勉強会を開催
  • 階層別コンプライアンス研修の充実(回数、対象者拡大)
  • 法令、社内規程の理解を深めるe-ラーニング研修の充実
  • コンプライアンス窓口認知度の向上と利用促進
  • コンプライアンス意識調査の実施・調査結果を受けたPDCAの取り組みの定着化
  • 部署ごとおよび部署を横断するコンプライアンスミーティングの実施
  • グループ会社におけるコンプライアンス促進を目的としたグループ会社連絡会議