Clean Energy社とのLNG売買契約書締結について〜ISOタンクコンテナを利用したLNG再出荷を開始〜

2019年1月30日

　静岡ガス株式会社（代表取締役 社長執行役員 岸田裕之、以下「静岡ガス」）は1月30日、Clean Energy社（中国・大連市、于丰杰董事長 ）と、中国向けのLNG（液化天然ガス）販売に関する売買契約を締結いたしました。静岡ガスが海外から輸入し 、連結子会社である清水エル・エヌ・ジーの袖師基地に貯蔵するLNGを、小型のISOタンクコンテナで再出荷（リロード）します※1。ISOタンクコンテナを利用した継続的な LNGの再出荷は、日本の事業会社で初めての取り組みとなります。

　静岡ガスは2017年、LNGの再出荷を開始しました。これまではLNG容量約6万トンの専用船を利用したものでしたが、LNG容量約18トンのISOタンクコンテナを利用して機動性を高め、近年急増する中国の天然ガス需要に対応します。販売するLNGは、買い主となるClean Energy社※2及びAnts Energy社※2を介して、中国沿岸部の泰山ガス（泰安市）並びに日照市公共交通集団社（日照市）へ供給されます。

　静岡ガスはLNG基地の新たな活用の可能性を追求して、今後も袖師基地におけるLNG取扱量を増やし、世界のLNG取引の流動化をにらみながら、お客さまのさまざまなニーズにお応えしてまいります。

※1 静岡ガスが販売するLNGは、袖師基地のLNG出荷ヤードにてISOタンクコンテナに充填され、清水コンテナターミナル（株）様へ搬入した後、中国へコンテナ船にて海上輸送されます。

※2 Dalian Inteh Holdings CO.,LTD 100%出資

LNG輸入・販売の流れ

契約内容の概要

Dalian Inteh Holdings社の概要

使用するISOタンクコンテナ