「地球温暖化対策のための税」の税率引き上げおよび
原料費調整制度に基づく平成28年5月のガス料金について

2016年3月31日

静岡ガス株式会社（取締役社長 戸野谷宏）は、「地球温暖化対策のための税」の税率引き上げおよび原料費調整制度に基づき、平成28年5月検針分のガス料金の従量料金単価を、平成28年4月検針分に比べ、1m³ あたり▲2.56円（税込）調整させていただきます。

「地球温暖化対策のための税」（注1）の税率引き上げに伴う料金改定

当社は「地球温暖化対策のための税」の税率引き上げに伴い、平成28年5月1日よりガス1m³ あたり0.20円（税抜）を従量料金単価に反映させていただきます。

「原料費調整制度」（注2）に基づく料金調整

当社は原料費調整制度に基づき、平成28年5月検針分のガス料金の従量料金単価を調整させていただきます。これは、今回平成27年12月〜平成28年2月におけるＬＮＧ及びプロパンの価格（貿易統計）に基づいて算定される平均原料価格が、前回（平成27年11月〜平成28年1月）に比べ下がった（2,850円/トン）ためです。

これらの理由により、標準家庭（注3）1カ月あたりのガス料金は、平成28年4月検針分に比べ、68円（税込）の値下げとなります。

平成28年5月検針分のガス料金

料金表(一般ガス供給約款：45MJ)

料金表	1ヵ月のご使用量	基本料金	従量料金単価	（参考） 平成28年4月の 従量料金単価
A	0m3から10m3まで	842.40円	199.31円	201.66円
B	10m3をこえて25m3まで	885.60円	194.99円	197.34円
C	25m3をこえて60m3まで	1,404.00円	174.26円	176.60円
D	60m3をこえて150m3まで	1,522.80円	172.27円	174.62円
E	150m3をこえるもの	1,709.50円	171.03円	173.37円

標準家庭の1ヵ月あたりガス料金

	平成28年5月	平成28年4月	増減
1カ月あたりガス料金	6,457円	6,525円	▲68円

原料費調整制度による変動額

貿易統計による原料価格および平均原料価格

	平成27年12月〜 平成28年2月	平成27年11月〜 平成28年1月	増減
トン当たりLNG平均価格	50,040円	52,830円	-
トン当たりプロパン平均価格	50,380円	53,970円	-
平均原料価格	50,350円	53,200円	▲2,850円

調整額

	平成28年5月	平成28年4月	増減
調整額	▲28.96円	▲26.40円	▲2.56円

変動額の計算式

平均原料価格

平均原料価格=トン当たりLNG平均価格×0.9424＋トン当たりプロパン平均価格×0.0633

=50,040× 0.9424 ＋ 50,380× 0.0633
=50,350 （算定結果の10円未満の端数は四捨五入）

原料価格変動額

原料価格変動額=平均原料価格−基準平均原料価格（注3）

=50,350−83,090
=-32,700 （算定結果の100円未満の端数は切り捨て）

調整額

調整額=原料価格変動額×0.082÷100×（1＋消費税率）

=-32,700 × 0.082 ÷ 100 × 1.08
=-28.96（算定結果がマイナスの場合は小数第3位以下の端数は切り上げ）

注）

1. 「地球温暖化対策のための税」について
   平成24年10月より、税制による地球温暖化対策として,全ての化石燃料を課税対象とする石油石炭税にCO2排出量に応じた税率を上乗せする「地球温暖化対策のための税」が導入されました。この税は、税導入による急激な負担増を避けるため、3年半をかけて3段階で実施する特例が設けられ、平成28年4月1日に3段階目となる税の引き上げが実施されます。当社は,増税前のLNG・LPGの在庫状況を考慮し、平成28年5月1日よりガス料金に反映させていただきます。
2. 原料費調整制度とは、経済情勢の変化を迅速に反映した料金とするため、原料費の変動に応じ毎月料金を見直す制度です。
3. 標準家庭での使用量は、29m³ /月（平成18年〜平成22年の5年間の家庭用平均使用量）として算定しています。
4. 基準平均原料価格は平成27年1月〜3月を算定期間とし、83,090円としています。