テーマ まちの力、つなぐ力~東日本大震災から10年
宮城県石巻市の「復興にとどまらないまちづくり」のキーマンを招き、いつか来る災害と、人と人のつながりのあり方を考える。


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宮城県石巻市の「復興にとどまらないまちづくり」のキーマンを招き、いつか来る災害と、人と人のつながりのあり方を考える。
新型コロナウイルス感染状況を鑑み、約半年ぶりの開催となったBRIDGE SHIZUOKA。10代から60代まで、定員いっぱいの20人の方に申し込みをいただきました。
前半は、モデレーターの村越真さんからの、漢字の「街」と、ひらがなの「まち」という言葉から何を連想しますか?との問いかけで始まりました。街は建物などハードの都市デザイン、まちは人と人のつながりやにぎわいなどのソフトを思い浮かべる方が多いかもしれません。多くの方の命と故郷を奪った大震災から10年、行政主導で街の姿は少しずつ元の姿に戻っても、壊れてしまった「まち」はそう簡単には戻りません。
ゲストの松村豪太さんは、新しいまちづくりを進めるために大切にしていること、プロジェクトに関わる仲間や多様なファンの存在について、ユーモアを交えて話してくださいました。後半は、静岡はどうだろうか?という切り口で、参加者が4人ずつ5班に分かれて前半感じたことや静岡の現状について思うことを話し、再び村越さんの進行の下、皆で発表しました。
いつか必ず静岡にも大きな地震が来ます。その時、私たちはどうあるべきか。その時までに、何ができるか。防災訓練や物資の準備と合わせて、まわりとの関係性を築くことや、情景を感じることも「まち」の力となるに違いありません。
参加者のみなさんを含めたたくさんの「熱」を感じた時間になりました。防災やまちづくりに絶対の正解はありませんが、それぞれの立場で考えてみるきっかけになったとしたら、嬉しく思います。