テーマ スポーツは、地域を元気づけるか?
静岡に誕生した2つのプロスポーツチームの看板選手を招いて、地域密着型のスポーツの可能性について考える。



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ふじのくに文化情報センター センター長


静岡に誕生した2つのプロスポーツチームの看板選手を招いて、地域密着型のスポーツの可能性について考える。
テーマは「スポーツは、地域を元気づけるか?」。静岡に誕生した2つのプロチーム、バスケットボールの「ベルテックス静岡」と、サイクリングの「レバンテフジ静岡」の看板選手を招いて開催しました。会場のエネリアショールーム静岡では夜7時の開演前から、ベルテックス専属のチアリーダーのパフォーマンスや、レバンテの選手のプロ用バイク展示があり、多くの参加者の目を引いていました。
進行役を務める静岡大学客員教授の平野雅彦さんの紹介で、ベルテックスの大石慎之介選手とレバンテの佐野淳哉選手がユニフォーム姿で登場し、YouTubeによるライブ配信もスタート。コロナウイルス対策で登壇者間に透明なシールドを配置し、約20人の参加者との距離を置いての開催です。
「地域密着とは何でしょうか」「プロスポーツが果たせる役割は何でしょうか」。平野さんがやわらかな口調で2人の考えを引き出していきます。大石選手は「地域のハブ」、佐野選手は「地域の身近なヒーロー」という言葉で、人や企業、地域全体を接着剤のようにつぐ存在になりたいという展開に。スポーツ雑誌の編集者やスポーツカフェの経営者、静岡ガス野球部の車谷芳紀監督が意見を述べ、プロが持つ発信力に期待する声が上がりました。後半は2チームに分かれて選手をより近く感じながら、市民の立場でできることはないかについて意見交換をし、各自がボードに記入しました。集合写真の撮影、解散後も、会場内では名刺交換や雑談が続きました。
静岡がもっといい地域であるために、さまざまな分野で活躍・活動する方々をつなぐ橋を架けていくBRIDGEの取り組みは始まったばかりです。たとえ小さくとも、アイデアや思いが未来をつくっていくことを信じています。