ニュースリリース

静岡ガスによる電力事業への参入

2014年5月8日

静岡ガス株式会社(取締役社長:戸野谷宏)は、総合エネルギー事業を推進する一環として、電力事業に参入することを決定しました。

東日本大震災の発生を契機に、2012年度、静岡県の呼びかけによりエネルギーの地産地消を目指し、富士・富士宮地区をモデルに電気や熱の有効利用を図る「分散型エネルギーシステム推進協議会」が発足。同協議会からの検討依頼を受けた当社は、その実現可能性に関する検討を行ってまいりました。

また、富士市は、「地場産業である製紙業等への低廉なエネルギー供給による産業振興」を目的として、2013年度より「分散型エネルギーインフラプロジェクト」導入可能性調査事業を開始しており、当社は共同事業者として検討の一翼を担ってまいりました。

このような震災後における行政との共同検討や分散型電力供給システムの整備を推進する国の方針を踏まえ、当社は、これらのニーズに適う地域電力モデルを検討してまいりました。

その結果、自家発余剰電力や再生可能エネルギー電力等の地域資源を積極的に活用し、これを当社の天然ガス焚き発電設備で調整することで、様々な需要に合わせた電力供給が可能との見通しとなりました。

これを受け、当社は、2016年を目途に、まずは県東部地域から電力供給を開始していく予定です。

当社は、地域と共に生きる総合エネルギー事業者として、これまで普及・拡大を続けてきた天然ガスインフラを基盤に電力事業の展開を図り、今後も地域社会の発展に寄与するとともに、低炭素社会の実現に向けて取り組んでまいります。

以上