静岡ガス

PROJECT STORY

PROJECT 03

電気を分け合うスマートマンション
日本初、画期的な取り組みを静岡から

静岡県駿東郡長泉町に建設された「シャリエ長泉グランマークス」は、マンション内の各家庭で余剰電力を融通し合う「Tグリッドシステム」を日本で初めて導入しました。一般的なマンションに比べ、電力購入量の低減率は最大で
約60%、CO2削減率は約30%などの効果に期待ができる、この画期的なシステムの取り組みをご紹介します。

マルチエネルギー事業本部
都市エネルギー部
都市デザイングループ

土橋亮太

マルチエネルギー事業本部
都市エネルギー部
都市デザイングループ

大津浩子

土橋亮太・大津浩子

世界でも類を見ない画期的なプロジェクト

ことの始まりはエコで快適なくらしへの機運が高まっていた2011年。家庭用燃料電池「エネファーム」を用いて、マンションの各家庭の電力を融通し合う仕組みをつくれば、「社会全体の環境に寄与できる」と思い描いていたところ、環境事業に注力する東レ建設株式会社からスマートタウン開発への協力要請がありました。見事にマッチングした2社は、静岡県駿東郡長泉町と連携協定を結び、環境創造型まちづくりを推進。日本はもちろん、世界でも類を見ない画期的なプロジェクトが始まりました。

スマートマンション

苦難の道は見事に花開いた

社内でも前例のない取り組みだけに、設計や仕様、制度のクリアなどのあらゆることがゼロスタート。「プロジェクト当初はたったひとりで向き合っていたことから、辛いなと思う場面も少なくありませんでした。」(土橋)後に大津社員が加勢し、壁にぶち当たりながらも二人三脚で新たな道を切り開いていきます。2018年3月に竣工したシャリエ長泉グランマークスは、190戸という県内屈指の戸数に、三島駅から徒歩でおよそ30分の立地にも関わらず、2018年11月現在で完売。「平成29年度静岡県くらし・環境部環境配慮建築物 奨励賞」を筆頭にした数々の賞も受賞する大きな成果を得ました。

土橋亮太・大津浩子

世の中を見据える軸となったコンセプト

Tグリッドシステムのような最新技術を導入すると、複雑化するシステムに開発コストが高くなり、実装しても世の中には浸透しないケースが起こり得ます。社会全体の環境に寄与するために、世の中に広めるために、チームでは「最新技術でもいかに安く、便利に提供できるか」をコンセプトにしました。これがなければマンションの価格も高くなってしまい、お客さまはもちろん、東レ建設株式会社からも受け入れられなかったはずです。「地域No.1ソリューション企業グループを目指す」という静岡ガスのビジョンを体現したこの事例は、完成して終わりでなく、入居者が生活していくこれからが新たなスタートです。

土橋亮太

「グローバルに考えてローカルで行動せよ」

このプロジェクトは、どうやるか、どんな手段を使うか、技術的にどうかなどは全くの白紙で、本当に一からつくりあげてきた事例です。こういった先進的なプロジェクトは、エネルギーの自由化に伴い、需要と供給の構造が抜本的に変わる世の中ではとても重要だと思います。また「グローバルに考えてローカルで行動せよ」という話が社内でよくされているのですが、ニッチなところでいかにニッチなことをできるか、というのが我々の生き残る術だと考えています。これからもその構造の変化を先導し、地域の人たちに喜んでもらえるものをつくっていきたいです。

マルチエネルギー事業本部 都市エネルギー部 都市デザイングループ/土橋亮太

大津浩子

入社2年目に得た、なにごとにも代えがたい時間

私は入社2年目の新社員に毛の生えたような状態で、このプロジェクトに参加しました。本当に未熟者だったので、メールの文面や電話のマナーなど些細なことすら不安でした。でも、先輩の土橋さんが忙しいと分かりながらも「解決するまでは土橋さんに聞かないと進めない。」そんな気持ちで必死に取り組んでいき、いつのまにか自分で行動できることも増えてきました。仕事の進め方や社会人としてのふるまいまで学んだ期間でしたが、これからは一人前として、土橋さんの夢を叶えるためにサポートをし続けていきたいと思っています。

マルチエネルギー事業本部 都市エネルギー部 都市デザイングループ/大津浩子