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ベトナムにおける太陽光発電事業への参画について
2024年11月11日
静岡ガス株式会社(代表取締役 社長執行役員 松本尚武)は、11月8日、ベトナムで再生可能エネルギー開発を進めるHoan Loc Viet Joint Stock Company(以下、HLV社)から、HLV社の関連会社で太陽光発電所の管理・運営をするMy son-Hoan Loc Viet Solar Energy JSC (以下、MSHLV社)の株式※1の内25%分を取得することについて、同社と最終合意し、ベトナムで太陽光発電事業に参画します。静岡ガスのベトナムにおける事業展開は初となります。
MSHLV社は、ベトナムでも日射量の条件が良好な中南部のニントゥアン省において電力容量50MW級のメガソーラー「Myson発電所」を保有し、2019年6月より商業運転※2を開始、運営しています。本発電所の2024年度の年間予測発電量は約7,800万kWhであり、ベトナムの標準的な家庭の約4万世帯分の年間消費電力量に相当します。
ベトナムでは、経済成長に伴い電力需要が増大していますが、発電インフラの整備が追い付かず、慢性的な電力不足が社会課題となっています。ベトナム政府は、増え続ける電力需要への対応と2050年のカーボンニュートラル実現に向け、2030年までに国内の電力発電容量を2022年比で概ね倍増させる※3ことや、国内の再生可能エネルギー電源比率を2045年時点で2020年比約29%増やす※4ことを目指しています。当社はHLV社との連携を通して、ベトナムにおける電力不足解消と再生可能エネルギー開発を推進するとともに、持続的な経済成長に貢献します。
静岡ガスグループは、今後も、国内外でカーボンニュートラル社会の実現を後押しし、地域社会の発展に貢献してまいります。
※1 | HLV社グループによるMSHLV社の株式保有割合は60%。 |
※2 | Myson発電所で発電された電気は、約8kmにわたる自営線を経て、FIT制度(固定価格買取制度)により、ベトナム電力公社が一定期間買い取っています。 |
※3 | 2023年5月ベトナム政府により承認された「第8次国家電力開発基本計画(PDP8)」より |
※4 | 2022年5月日本貿易振興機構(ジェトロ)による「ベトナムのカーボンニュートラル に向けた取り組み状況」より (https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/01/2cdcfeb62193c5a8/20220002.pdf) |
各社の会社概要
1.HLV社
会社名 | Hoan Loc Viet Joint Stock Company |
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本社所在地 | ベトナム ホーチミン市 |
代表者 | Phan Vu Tuan(ファン・ブー・トゥアン) |
設立 | 2007年2月 |
事業内容など | 再生可能エネルギーの電源開発およびその他投資機会の創出 |
2.MSHLV社 ※HLV社の関連会社
会社名 | My son-Hoan Loc Viet Solar Energy Joint Stock Company |
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本社所在地 | ベトナム ニントゥアン省 |
代表者 | Phan Vu Tuan(ファン・ブー・トゥアン) |
設立 | 2018年1月 |
事業内容など | 太陽光発電所の管理・運営 |