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インドでのバイオガス生成・販売事業への参画について
2024年7月11日
静岡ガス株式会社(代表取締役 社長執行役員 松本尚武)は、本日7月11日、インドでバイオガスの生成・販売を行うFarm Gas Private Limited社(以下、FG社)に出資、参画することを、FG社と基本合意しました。本件は、当社として国内外で初めてバイオガス※1生成・販売事業に参画する事例となります。
FG社は、インドで天然ガス供給事業を展開しているIRM Energy Limited(以下、IRM社)※2と、ビジネスコンサルティングサービスを展開するEximius Resources Private Limited(以下、Eximius社)の共同出資により設立されました。FG社が所有・運営するバイオガス・プラントは2022年12月より稼働を開始し、周辺地域から収集した牛糞や稲わらを発酵させバイオガスを生成、圧縮し、バイオCNG※3という形態で、主に自動車向けの燃料として販売しています。また生成工程で副産物として得られる有機肥料は、肥料会社や近隣農家に販売する予定です。
インドでは、2070年までに温室効果ガス排出量ゼロを目標とし、再生可能エネルギーの拡大に取り組んでいます。バイオガスにおいては、2025年以降に都市ガスへのバイオCNG混入が義務化されるとともに、インド全土において5,000基のバイオガス・プラントの設置目標が掲げられています。当社は、FG社への参画を通して、野焼きの減少による大気汚染を軽減し、牛糞の活用による温室効果ガスの排出量を削減することに加え、日本の技術等を紹介・活用することで本事業の効率性や安定性の向上に寄与します。
静岡ガスグループは、今後も、国内外でカーボンニュートラル社会の実現を後押しし、地域社会の発展に貢献してまいります。
※1 | バイオガスは都市ガスの原料である天然ガスと同様にメタンガスを主成分とするガス |
※2 | 2021年12月20日発信のプレスリリース
インドにおける天然ガス供給事業への参画について (URL:https://www.shizuokagas.co.jp/page.jsp?id=46705) |
※3 | Compressed Natural Gas。圧縮天然ガスのこと。 |
各社の会社概要
1.FG社
会社名 | Farm Gas Private Limited |
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本社所在地 | 3rd Floor, Kailash-A, 6+7, Sumangalam, C.H.S.L, Drive In Road, Boadakdev, Ahmedabad, 380054, India(グジャラート州アーメダバード) |
代表者 | Sobhan Sahu(ソバン サフー) |
設立 | 2019年12月 |
事業内容など | バイオガスの生成およびCNG自動車向け販売 肥料の生産・販売 |
2.IRM社
会社名 | IRM Energy Limited |
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本社所在地 | 4th Floor, Block 8, Magnet Corporate Park, Nr. Sola Bridge, S G Highway, Thaltej, Ahmedabad- 380054, Gujarat, India(グジャラート州アーメダバード) |
代表者 | Maheswar Sahu(マヘシュワル サフー) |
設立 | 2015年12月 |
事業内容など | 都市ガス導管を通じた天然ガスの供給や提案 |
3.Eximius社
会社名 | Eximius Resources Private Limited |
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本社所在地 | 2nd Floor, Kailash-B, Plot No 5, Sumangalam CHSL, Drivein, Thaltej, Ahmedabad – 380054, Gujarat, India(グジャラート州アーメダバード) |
代表者 | Sobhan Sahu(ソバン サフー) |
設立 | 2017年8月 |
事業内容など | ビジネスコンサルティングサービス |