インドにおける天然ガス供給事業への参画について

2021年12月20日

　静岡ガス株式会社（代表取締役 社長執行役員 岸田裕之）は、インドで天然ガス供給事業を展開するIRM Energy Private Limited（以下、IRM社）に出資し、業務提携することで基本合意しました。2022年から同国での産業用を中心とした天然ガス供給事業に参画します。静岡ガスの海外事業展開はシンガポール、タイ、インドネシアに続く4ヶ国目となり、東南アジア以外では初めてとなります。

　IRM社はインド西部のグジャラート州、北部のパンジャーブ州の2州・計3地域の都市ガス・コンセッション事業※で、主に自動車用圧縮天然ガス（CNG）ステーション、ご家庭、産業用のお客さまに対して、都市ガス導管を通じた天然ガスの供給や提案を行っています。今回の業務提携を通して、静岡ガスが国内で長年培ってきた省エネルギーやエネルギー高度利用の知見をいかし、産業用の天然ガス需要の創出に取り組みます。IRM社は今後も、都市ガス・コンセッション事業の地域拡大を目指しています。

　インドは、経済成長に伴う需要増大、大気汚染、低炭素化に対応するため、天然ガスの利用拡大を推進しています。2030年までに1次エネルギー消費における天然ガスの比率を15%に高める方針を打ち出すなど、クリーンエネルギーへのニーズが高まっています。

　静岡ガスは2021年8月に公表した「2050年カーボンニュートラルビジョン」で、海外での天然ガスシフトや再生可能エネルギーの普及を進める方針を示しました。今後も、国内外で脱炭素社会の実現を後押しし、地域社会の発展に貢献してまいります。

※ある特定の地理的もしくは事業範囲において、事業者が独占的な営業権を付与されて事業を運営する方式

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