こんにちは。「かねはち」は昭和57年に沼津港や静浦港で水揚げされる魚介類の買い付けをする会社としてスタートしたんだよ。沼津はサバやイワシからだしの素となる雑節の製造が盛んだったんだ。
そういった魚の加工会社に魚介類を卸していたんだよ。
今もイワシやサバの買い付けが主な業務。その他にも、毎朝競りで魚を買い付ける沼津魚市場仲買事業や、沼津港で上がった魚を提供している海鮮食堂「沼津かねはち」の運営、新鮮な魚を加工した新製品の開発を行っているんだよ。

そうだよ。競りは毎朝、5：00に始まるんだけど、それより前に出向いて、しっかりと下見をして競りに臨むんだよ。魚の値段は競りにかけられてから競り落とされるまでわずか数秒しかかからないんだ。
つまり、一瞬の判断でその日の仕入れの良し悪しが決まる。「かねはち」のスタッフは一人ひとりが目利きのプロフェッショナルなんだよ。

海鮮食堂「沼津かねはち」は直営店で、その日の朝に上がった魚を使っているから、とっても新鮮で美味しいんだよ。特に人気なのはやっぱり新鮮な魚の美味しさをそのまま味わえるお刺身定食や海鮮丼。生ものが苦手な人も、天ぷらなどのメニューがあるからおススメだよ。

ちなみに、市場やスーパーで魚を選ぶときは丸み、厚みのある魚を選ぶといいよ。
それに、野菜と同じように、魚にも旬があるんだよ。店頭にたくさん並ぶ旬の時期に旬の魚を食べると美味しいよ。

沼津といえば“アジの干物”のイメージが強いと思うけど、実際に沼津港で最も多く水揚げされる魚はサバなんだよ。全体の6〜7割を占めるんだ。昔からサバやイワシは沼津港や静浦港で水揚げされる量が多かったから、それを利用してだしの素となるサバやイワシの雑節を製造する会社が100社以上もあったんだよ。でも時代は流れて、食の欧米化の進行や工場の後継者問題なども重なって、今では5社に減ってしまったんだ。沼津の伝統産業である雑節製造や和食文化を後世にも残していきたいという思いから、沼津港で最も水揚げされるサバを、伝統製法の技術を活かして現代の味覚に合うオリジナルの商品に仕上げたんだよ。本来、節はとても硬いものなんだけど、サバの水分を保ちつつ燻をつけて、削った時と同じ風味（旨味や香り）を残しているんだよ。そのために熟練の職人が手間を惜しまず、完成までのほとんどを手作業で行っているんだ。商品が完成するまでに試行錯誤を繰り返して、5年もの月日を費やした自慢の逸品だよ。

ありがたいことに、様々な賞をいただいているよ。平成24年に水産省のファストフィッシュ（魚食普及活動）に認定されたことをきっかけに、FOODEX JAPAN 2016ご当地缶詰グランプリ「金賞」やふじのくに新商品セレクション2016の最高金賞、フードアクションニッポンアワード2017受賞10選、平成30年の優良ふるさと食品中央コンクール「農林水産大臣賞」など、他にも多くの賞をいただいて、製造や開発の励みになっているよ。

オイルサバディンは色々な食べ方ができるけれど、一番のおススメは温かいご飯にかけて食べること。
他にもパンにのせたり、パスタと絡めたり、コロッケにしたり、和にも洋にもとっても合うんだよ。
こだわりのオイルを使っているから、オイルとサバの相性も抜群だよ。
オイルサバディンはオリジナル、ガーリック、黒こしょう、ナチュラルの4種類。
レシピに合わせて、お気に入りの味を見つけてね！

「かねはち」は昭和57年の創業以来、沼津の魚、沼津の港、沼津の伝統産業の変遷を見つめてきたんだ。
これからも沼津の魚、沼津の伝統産業を活かした新商品を作って、新しい食べ方の提案をしていきたいと思っているよ。