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9月1日
経済産業省の「製品安全対策に係る総点検結果とりまとめ」公表を受けて


 静岡ガス株式会社(取締役社長 岩崎清悟)は、本年7月14日に経済産業省から「パロマ工業株式会社製瞬間湯沸器の一酸化炭素中毒事故に関する調査と協力について」の要請を受けて以降、ガス機器メーカーだけの問題ではなく、ガス業界全体のことであるという認識で取り組んでまいりました。
 当社では、8月28日の経済産業省による「製品安全対策に係る総点検結果とりまとめ」(※1)の公表を受け、以下の対応をいたします。
 今後も安心して都市ガスをお使いいただけるよう、全力で取り組んでまいります。

※1「製品安全対策に係る総点検結果とりまとめ」
 経済産業省がパロマ工業叶サ瞬間湯沸器事故を受け、総合的な製品安全対策に取り組むために、「製品安全総点検委員会」を開催し、これまでの取り組みと今後の対策をとりまとめたもの。


1.パロマ工業(株)製瞬間湯沸器の点検状況

 パロマ工業叶サ瞬間湯沸器事故の報告を受けて以降、お客さまの安全確保を第一に考え、パロマ工業鰍ィよび潟pロマとともに、対象機器の巡回点検を実施してまいりました。
 平成18年8月31日現在の点検状況は以下のとおりです。
<点検状況>(平成18年8月31日現在)
点検状況の内訳 台数 備考
点検および取替(または取外し)完了 40 うち2台に改造あり
点検完了(異常なし) 22  
その他 不在のため
合計(点検対象機器台数) 63  
・沼津市内で2台の安全装置の短絡が認められましたが、すでに同等の機器に無償で取替させていただきました。
・ご不在のため点検できなかったお客さまには、継続してお伺いいたします。


2.「製品安全対策に係る総点検結果とりまとめ」を受けての今後の取り組み

@ガス瞬間湯沸器のうち特定機種について、排気ファンの作動確認を行うこと。
A安全周知の内容については、事故原因を踏まえたものとし、充実を図ること。
B不完全燃焼防止装置の無い半密閉式瞬間湯沸器について、お客さまに対する安全周知を1年に1回実施すること。
という経済産業省より示された対策に取り組んでまいります。
 また、パロマと同様の事故の防止を訴えるチラシを作成し、本年9月から実施の安心ガスライフ21運動(※2)と連携してお客さまに周知いたします。
 その他、不完全燃焼防止装置の無い<半密閉式(※3)瞬間湯沸器><ガス風呂釜><ガス器具の排気筒の設置不良等>について、安全型機器への取り替えやCO警報器の設置を促進する取り組みを進めてまいります。

※2 安心ガスライフ21運動
 都市ガス事業者と(社)日本ガス協会が、毎年9月〜11月にガスの使用による事故防止のために行っているキャンペーン活動。
※3 半密閉式
 燃焼用空気を屋内から取り、燃焼排ガスを排気筒を用いて屋外に排出するタイプのガス機器のこと。

 なお当社は、引き続き、経済産業省からパロマ工業(株)に出された瞬間湯沸器回収の緊急命令に対し、全面的に協力・支援を行ってまいります。
以 上

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