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9月8日
当社における主なアスベストの使用状況等について


 静岡ガス株式会社(取締役社長 大石司朗)は、アスベストに関する当社従業員の健康被害状況と当社建物および設備等における使用状況について、現在までの調査結果をまとめましたのでご報告いたします。

1.従業員の健康被害状況
 当社従業員の健康被害状況につきましては、アスベストが原因と特定され労災認定を受けた従業員および退職者はおりません。
 また、当社グループ会社につきましても、アスベストを原因とする労災認定を受けた者はおりません。

2.ガス機器・ガス設備等におけるアスベスト使用状況
 過去に販売したガス機器の部品や、ガス栓のパッキン、ガス製造・供給設備の一部でアスベスト製品が使用されていますが、露出部での使用がないこと、成型された製品であることから、飛散の可能性はほとんどありません。
 また、当社といたしましても、非アスベスト製品への代替化を順次進めております。

3.自社建物におけるアスベスト使用状況
 自社建物につきましては、建材としてアスベストが使用されていると考えられますが、成型されており、飛散の可能性はほとんどありません。
 倉庫の1棟において、一部吹き付けアスベストが使用されている可能性があるため、現在分析調査中です。この箇所につきましては、飛散防止対策として囲い込み措置を実施いたします。ショールーム等お客さまにご来場いただく場所では、露出部にアスベストは使用されておりません。

 当社は今後もアスベストの使用状況の把握に努め、非アスベスト製品への代替化の前倒しを検討してまいります。また、ガス製造・供給設備や建物の改修・解体時には、法令等に基づいた飛散防止処置を実施いたしますとともに、アスベスト対策への取り組みにつきましては、今後の法令改正の動向を踏まえ、適宜見直しを図ってまいります。


静岡ガスにおけるアスベスト使用状況
平成17年9月7日現在
  使用箇所 現在の使用状況 備考(対応状況等)
ガス機器 家庭用
ガス機器
平成14年以降、当社が新たに販売した機器は、アスベストを含有する部品を使用していません。
・平成13年以前に販売した商品には、アスベスト含有のパッキンやシール材等を使用していましたが、露出していないことや成型品であることから、飛散の可能性はほとんどありません。
業務用
ガス機器
ガス空調、コージェネレーションシステム、ボイラ等のパッキン、断熱材の一部に使用しています。
・露出していないことや成型品であることから飛散の可能性はほとんどありません。
・非アスベスト製品への代替化は、今後メーカー等と協力し検討していきます。
ガス栓等
現在ガス栓類には使用していません。
ガス機器とガス栓との接合に使用する強化ガスホースの継手パッキンには、現在もアスベストを含有する部品を使用しています。
・ガス栓類のパッキンについては、平成16年12月までアスベスト含有製品を使用していましたが、現在は非アスベスト製品に代替化されています。
・強化ガスホースの継手パッキンについては、今後非アスベスト製品への代替化を検討していきます。
・これら部品については、露出していないことや成型品であることから飛散の可能性はほとんどありません。
ガス製造
・供給設備
都市ガス
製造設備
製造設備のシール材として使用しています。
・シートパッキン:約1,800枚
・ボイラ用石綿紐パッキン:約50m
・露出していないことや成型品であることから飛散の可能性はほとんどありません。
・一部製品で使用のものは、ほとんどが平成17年中に非アスベスト製品への代替化が完了します。(一部製品は平成18年初旬となります)
・既設のものにつきましては、整備等の機会にあわせ、順次非アスベスト製品に切り替えていきます。
ガス導管
・整圧器等
ガス導管及び整圧器等の設備接合部に、パッキン、シール材としてアスベスト含有製品を使用しています。
・設置ヶ所数:約6,300ヶ所
自社建物 建材 平成16年以前に使用した建材に含まれていると考えられます。
・建材については、成型品のため飛散の可能性はほとんどありません。
・これらの建物を改修・解体する場合は、法令に基づいた飛散防止処置を実施します。
・吹き付けアスベストの可能性のある建物につきましては、飛散防止措置を実施します。
吹き付け
合計45棟中、倉庫1棟において、吹き付けアスベスト使用の可能性があり、現在調査中です。
※ショールーム等お客さまにご来場いただく場所での使用はありません。

以 上

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