8月4日
供給ガスの標準熱量変更に伴うガス料金の引き下げについて
および原料費調整制度に基づく10月〜12月のガス料金について
静岡ガス株式会社(取締役社長 大石司朗)は、お客さまに供給するガスの標準熱量を現行の46MJ(※1)/ m3(10,989kcal/ m3)から、45MJ/ m3(10,750kcal/m3)に変更すること、およびこれに伴い小口部門のガス料金を現行に比べて、1m3あたり約0.31円(46MJ換算)引き下げることを主な内容とした供給約款および選択約款の変更を、関東経済産業局長に、平成17年8月4日、届出いたしました。この変更は、平成17年9月7日から実施いたします。
また、この新料金による原料費調整制度に基づく10月〜12月のガス料金につきましてもお知らせいたします。
※1 MJ(メガジュール)とは熱量を表す単位です。
当社は、本年1月1日に、熱量変更にかかわる費用が完全になくなることに加え、ガス販売量の増加や経営効率化によるコスト削減の成果をお客さまに還元することを目的に、小口平均で、5.27%の値下げを行ったところでありますが、今回の値下げは、標準熱量の変更と、これに伴う原料費のコストダウンの成果(近年LNG価格に比べて割高に推移しているLPGの混入割合を低減)を、お客さまに還元するために行うものであります。
なお、都市ガスの燃焼性等を表すガスの種類は、現行と同じ「13A(※2)」のままですので、現在お客さまがご使用中のご家庭用のガス機器については、調整の必要はございません。
工業用・業務用のお客さまがご使用の一部のガス機器は調整が必要になりますが、対象となるガス機器をご使用のお客さまには、当社から事前にご案内させていただいております。
※2 都市ガスは燃焼の速度や熱量によって、7グループ13種類のガスに分類されます。静岡ガスは天然ガスを主な原料とする13Aというガスをお届けしています。
《ガス料金の改定内容》
●実 施 日 |
: |
平成17年9月7日 |
●小口部門平均改定率 |
: |
▲0.20% |
●供給約款平均改定率 |
: |
▲0.16% |
●選択約款平均改定率 |
: |
▲0.39% |
<小口部門の平均単価及び改定率(税抜)>(45MJ/m3)
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旧平均単価 |
新平均単価 |
改定率 |
小口部門 |
155.44円/m3 |
155.13円/m3 |
▲ 0.20% |
・原料費調整制度の基準平均原料価格:30,240円/トン(平成17年1〜3月の貿易統計価格)
<モデル世帯(※3)における月間お支払額及び引き下げ額(45MJ地区)>
月間お支払額 |
引き下げ額 |
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現行料金 |
新料金 |
税込 |
9,545円 |
9,528円 |
▲ 17円 |
※3 モデル世帯のガス使用量として、45MJ換算で50m3/月にて計算してあります。
また、今回の標準熱量の変更に伴い、託送供給約款についても見直しを行い、同日、関東経済産業局長に届出いたしました。
今回の料金改定に併せて、消費税にかかわるガス料金の請求方式につきましても、これまでの税抜請求方式から税込請求方式に変更いたします。
また、9月7日以降の新料金に基づき、原料費調整制度(※4)により平成17年10月〜12月検針分のガス料金の従量料金単価の見直しを行いました結果、下表のとおり前期平成17年9月検針分に比べ、+1.53円/m3(税込)の調整をさせていただきます。
今回平成17年4月〜6月におけるLNG及びプロパンの価格(貿易統計)に基づき算定される平均原料価格(※5)が、基準平均原料価格(30,240円/トン)を1,820円/トン上回ったためです。
モデル世帯の1ヵ月あたりガス料金への影響は、9月7日実施の新料金に比べ、77円(税込)の値上がりとなります。
料金適用期間 |
基 準 平 均 原 料 価 格 |
平 均 原 料 価 格 |
変 動 額 |
調 整 額 |
期 間 |
価 格 |
H17/ 10〜12月 検針分適用 |
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※4 原料費調整制度とは、経済情勢の変化を迅速に反映した料金とするため、原料費の変動に応じ3ヵ月ごとに料金を見直す制度です。
※5 平均原料価格は以下の算式により求められます。
平均原料価格=トン当たりLNG平均価格×0.9820+トン当たりプロパン平均価格×0.0195
(算定結果の10円未満の端数は四捨五入)
尚、基準平均原料価格は平成17年1〜3月を算定期間としています。
以 上
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