5月13日
オーストラリアからのLNG受入を開始 〜5月15日に第1船が入港〜
静岡ガス株式会社(取締役社長 大石司朗)は、5月15日(日)、清水エル・エヌ・ジー袖師基地において、静岡ガスとして初めてとなるオーストラリアからのLNG(液化天然ガス)を受入します。
静岡ガスはこれまで、マレーシアからのみLNGを購入してきましたが、新たにオーストラリアを購入先に加えることにより、原料調達先の多様化が図られ、今後見込まれる天然ガスの需要増大に対応するとともに、長期にわたる安定供給体制を整えます。
第1船は、オーストラリアのカラサ(※1)液化基地にて積荷を行ない、5月3日に現地を出港しました。また同日、現地において、当社大石社長など関係者が出席し、第1船出港を祝う売主主催のセレモニーが開催されました。
※1 カラサ:西オーストラリア州にある都市。(地図を参照願います)
●オーストラリアのLNG受入までの経緯
京都議定書の発効など、環境保全が喫緊の課題となった今、クリーンエネルギー天然ガス普及への期待は高まっており、今後も産業用を中心に、その需要はますます増加するものと見込まれています。
静岡ガスでは、供給基盤の整備を進めるとともに、原料の調達先の多様化により、さらなる天然ガスの安定供給を図るため、マレーシアに加え、オーストラリアの西オーストラリア拡張プロジェクト(※2)からもLNGを購入することを2003年1月に決定しました。
そして、2005年5月15日(日)、オーストラリアから初となるLNGを受入します。
※2 西オーストラリア拡張プロジェクト
西オーストラリア州カラサで生産されるLNGを供給するためのプロジェクト。ウッドサイド・エナジー・リミテッドなど6社が参加している。
●契約の概要
契約内容の概要は以下のとおりです。
(1) |
売 主 |
: |
ウッドサイド・エナジー・リミテッドなど、西オーストラリア拡張プロジェクトに参加する6社。 |
(2) |
買 主 |
: |
静岡ガス株式会社 |
(3) |
契約期間 |
: |
2005年〜2028年 |
(4) |
契約数量 |
: |
約13万トン(平年度ベース) |
(5) |
受渡形態 |
: |
全量FOB条件(※3) |
(6) |
輸送契約 |
: |
東京エルエヌジータンカー株式会社と輸送契約を締結。今回の第1船となる受入船は、同社所有の「エネルギーアドバンス号」。 |
※3 FOB(Free on board)
積出港において、LNGが船に積み込まれた時点で、所有権ならびに危険負担が売主から買主に移転する取引のこと。輸送の責任は買主が負う。
|
●カラサ(オーストラリア)地図 |
|