2010年1月14日
静岡ガス株式会社(取締役社長 岩崎清悟)は、2010年1月7日、清水エル・エヌ・ジー袖師基地第3号LNGタンクの運用を開始しました。
地球温暖化防止への対応が喫緊の課題となる中、環境性に優れた天然ガスは、わが国の基幹エネルギーとして、さらなる普及拡大が求められています。
静岡ガスでは、1996年のLNG(液化天然ガス)導入以来、天然ガスの普及拡大と安定供給に努めてきました。そして、今後さらなる需要拡大が明らかなことから、2006月4月に清水エル・エヌ・ジー袖師基地で第3号LNGタンクを中心とする増設工事に着手、このたび完成し、2010年1月7日より運用を開始しました。
これにより、LNG貯蔵能力は従来の約2倍、都市ガスの送出能力は約3倍となり、今後の需要増加も含め都市ガスをより安定的に供給するための基盤が整いました。
静岡ガスは、清水エル・エヌ・ジー袖師基地を起点に、静岡ガス管内のお客さま(約30万件)への都市ガス供給はもとより、静岡県内ガス事業者7社への卸供給やLNG原料供給を行なっています。さらに、今回の増設工事の完成により、2010年1月7日から国際石油開発帝石(INPEX)様へ卸供給を開始しました。2013年からは中部ガス様へ卸供給も予定するなど、県内外の天然ガス需要を支えるものとして、袖師基地の役割はますます大きくなっています。
静岡ガスは、天然ガスの普及拡大と安定供給はもとより、その高度利用を通して、地域の経済社会の発展に寄与すると共に、低炭素社会の実現に貢献していきます。
一番手前が第3号LNGタンク
1号タンクと2号タンクを合わせた容量を持ちます。
LNGタンクの構造
万全の安全対策が施されています。