2009年5月26日
静岡ガス株式会社(取締役社長 岩崎清悟)は、7月から家庭用燃料電池「エネファーム」の販売を開始します。「エネファーム」は、その高い環境性から低炭素社会の実現に大きな役割を果たすものと期待されています。本年5月22日からは、補助金の募集が開始されるなど、国でもその普及を促進しています。
エネファームは、都市ガスの原料である天然ガスなどから取り出した水素と、空気中の酸素を化学反応させて、自宅で発電します。化学反応の際に排出されるのは水だけ。従来のシステム※に比べ、CO2の排出量を約45%削減します。
さらに、その時発生する熱をお湯として利用することで、約80%という高いエネルギー効率を実現。従来のシステム※に比べ、一次エネルギー消費量を、約33%削減します。
家庭用燃料電池の普及促進のため、国でも補助金制度を設け、2009年5月22日から募集を開始し、最大140万円の補助金の支給を受けることができます。
当社では、パナソニック株式会社製のエネファームを販売します。
項目 | 仕様 | |
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性能 | 発電出力 | 300W〜1kW |
定格発電効率 | 35%(HHV)以上、39%(LHV)以上 | |
定格熱回収効率 | 50%(HHV)以上、56%(LHV)以上 | |
貯湯タンク容量 | 200リットル/60℃ | |
寸法(mm) | 燃料電池ユニット | 860(H)×780(W)×400(D) |
貯湯ユニット | 1,883(H)×750(W)×480(D) | |
燃料 | 都市ガス13A |
エネファームの発売に合わせて、エネファーム専用のお得な料金プランの設定を準備しています。
静岡ガスでは、太陽光発電とエネファームを合わせたW発電の提案などを通してエネファームの普及に努め、CO2の排出削減・省エネルギーの実現に貢献していきたいと考えています。