1つのエネルギーから複数のエネルギーを取り出す高効率のシステムをコージェネレーションシステムといいます。ガスコージェネレーションシステムは、クリーンな都市ガスで原動機を駆動させて発電を行い、それと同時に発生する排熱を給湯、暖房、冷房、蒸気などに利用します。
おすすめポイント
環境保全
クリーンな都市ガスを高効率利用、煤塵(ばいじん)やSOxが発生しません。NOxについても様々な低減技術により最小限に抑えています。
CO2削減に貢献
発電時の排熱を有効利用することにより、火力発電所での発電に必要な燃料や給湯や空調に使われるエネルギーを削減。その分、CO2排出量を抑えます。
高い省エネルギー性
需要地でエネルギーを製造するため、送電などエネルギー輸送に伴う損失がありません。総合エネルギー効率も非常に高く、排熱を廃棄してしまう従来の発電方式では41%ですが、ガスコージェネレーションシステムは70%〜90%に達します。
エネルギーコスト低減
契約電力および買電電力量の低減、排熱利用等によりトータル的なエネルギーコスト削減ができます。
供給安定性を向上
商用電力との併用が可能になり、電力の二重化・安定化を図ることができます。
また、一定条件のもと非常用発電機としての兼用も可能です。
様々な助成制度
国のエネルギー政策に合致したシステムとして、助成金制度、優遇税制、低利融資等の適用、システムを設置する機械室の容積率緩和措置が受けられます。