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11月1日
清水エル・エヌ・ジー袖師基地の増設について


 清水エル・エヌ・ジー株式会社(取締役社長 宮村惣三郎)は、平成17年11月1日、第3号LNG貯槽を始めとするLNG袖師基地の増設に関する届出を、経済産業省(原子力安全・保安院)及び総務省(消防庁)に行いました。これは、石油コンビナート等災害防止法(石災法)に基づく第一種事業所の変更に関する手続きです。

 近年、地球温暖化防止への取り組みが各方面で本格化し、クリーンで省エネルギー性に富んだ天然ガスへの普及拡大の要請は一段と高まっています。また、原油価格の急騰に示されるとおり世界的にエネルギー需給が逼迫する中で、供給安定性の高い天然ガスにわが国の基幹エネルギーとしての役割を強く求められています。

 静岡ガス株式会社(取締役社長 大石司朗)は、こうしたエネルギー情勢にあって、LNG基地を始め高圧輸送幹線などのインフラ整備を着実に進めつつ、天然ガスの普及拡大に努めてきましたが、今後更なる需要拡大が明らかなことから、2010年(平成22年)の運用開始を目途に、清水エル・エヌ・ジー袖師基地に、3基目の貯槽や気化器などのLNG関連施設の増設を行うこととしました。

 静岡ガス及び清水エル・エヌ・ジーは、今後とも、天然ガスの供給安定を図り、その普及を通じて地域の経済社会の発展に寄与するとともに、わが国のエネルギー政策実現にも貢献してまいる所存であります。

※増設設備の詳細につきましては下記<資料>をご確認ください。

<お問い合わせ先>
 静岡ガス:広報グループ 森・鈴木      Tel:054-284-4141
 清水エル・エヌ・ジー:総務グループ 海野  Tel:0543-67-3511


<資料>

清水エル・エヌ・ジー袖師基地増設の概要

@増設する主要設備
主要設備 容量・能力 型式 備考
第3号LNG貯槽 160,000 kl 地下式 2010年運用開始
LNG気化器(3基) 110t/h・基 オープンラック式 2009年運用開始
※オープンラック式LNG気化器:パネル状になった管内にLNGを流し、外側から海水をかけ暖めることによってLNGを気化させる装置。

A投資総額
 ・約200億円

●地震対策・安全対策
 清水エル・エヌ・ジー袖師基地の主要設備は、予想される東海地震、及びそれに伴う津波にも十分耐えられる設計となっていますが、今回増設される設備にも同様の対策を実施します。
 なお、LNG貯槽は地下式で、LNGの液面は地表面より低くなっているため、万一の場合もLNGが漏れ出す心配はありません。また、基地内の中央制御室では、24時間、365日体制で全ての作業を集中管理しており、パトロールによる点検・監視も日夜行っています。

●環境対策
 LNGの気化には海水を利用するため、大気汚染の原因となる物質は排出されず、海水が汚染されることもありません。また、温水の製造や非常用発電の燃料には、クリーンエネルギーである天然ガスを使用しています。
 また、清水エル・エヌ・ジー袖師基地は、ISO14001に基づく環境マネジメントシステム登録認証を取得しており、常に環境を意識した取り組みを行っています。


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