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1月20日
エネルギー消費先で電気と熱を供給
静岡ガス(株)初のオンサイト・エネルギーサービス事業を開始

静岡ガス株式会社(取締役社長 大石司朗)は、天間特殊製紙株式会社様(静岡県富士市)に対し、当社では初となるオンサイト・エネルギーサービス事業を、本年1月より開始しました。
※1月21日(金)に、天間特殊製紙(株)様工場構内において、設備建設工事の竣工式を行います。
【オンサイト・エネルギーサービス】
オンサイト・エネルギーサービスとは、エネルギーサービス事業者が、お客様の構内(オンサイト:エネルギーを消費する場所)に、お客様に代わってコージェネレーションシステムの設備をその事業者の費用で設置。そしてその運転管理からメンテナンスまでを行ない、この設備から発生する電気及び蒸気等の熱をお客様に供給するサービスのことです。
お客様は設備建設に関わる初期投資及び運転保守に関わる費用が不要であり、保守に関わる労務も軽減されます。このことから、オンサイト・エネルギーサービスは、環境性・省エネルギー性に優れたコージェネレーションシステムをより普及させるものとして注目されおり、全国的にも広がりを見せています。 今回は、天間特殊製紙(株)様に対し、当社がエネルギーサービス事業者となり、電気及び熱を供給します。
■天間特殊製紙様向けオンサイト・エネルギーサービス事業の概要■
当社は、天間特殊製紙(株)様の工場構内に、都市ガスを燃料とした5,100kWクラスのガスエンジンコージェネレーションシステムを設置。年間約40,000MWhの電力と、約2万tの蒸気を天間特殊製紙(株)様に供給します。
天間特殊製紙(株)様は、本サービスの導入により、新規投資することなく、省エネルギー、CO2排出量の削減、エネルギーコストの削減を図ることができます。その効果として16.7%の1次エネルギー削減、年間約14,000トンのCO2排出量の削減(従来方式に比べ46%※の削減)が見込まれます。
今回のオンサイト・エネルギーサービスの期間は、平成17年1月より15年間を予定しており、設備の導入にあたっては、NEDO(新エネルギー・産業技術創造機構)が行う「地域新エネルギー導入促進事業」の補助を受け、これに連動する静岡県ならびに富士市による「天然ガスコージェネレーションシステム導入事業費補助金」からも交付を受けています。
【天然ガスコージェネレーションシステム】とは、天然ガス(都市ガス)を燃料にガスエンジンやガスタービンを動かして発電を行い、その排熱から蒸気等の熱エネルギーを作り出し、工場の製造プロセスやビルの冷暖房や給湯などに利用する非常に効率的なシステムです。
[設置するコージェネレーションシステムの概要]
製 造 者三菱重工業(株)
設   備MACH30G
発 電 出力5100kW
発生蒸気量2.8t/h
[コージェネレーション設備導入による効果]
省 エ ネ 率16.7%
CO2排出削減量年間14,000トン(削減率46%※)
※商用電力のCO2排出原単位として火力発電平均の数値を使用

以 上

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