ニュースリリース

天然ガス緊急時相互融通契約の締結について

2012年6月22日

東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)、静岡ガス株式会社(社長:戸野谷 宏、以下「静岡ガス」)、及び国際石油開発帝石株式会社(社長:北村 俊昭、以下「INPEX」)の3社は、昨年発生した東日本大震災以降、急速に高まるお客さまや社会からのエネルギー・セキュリティに対するご要望にお応えするため、3社が保有するLNG基地やパイプライン等のガス供給設備が大規模自然災害等で被災し、天然ガスの供給に支障が出る可能性が生じた場合、既に3社間で接続されているパイプラインを通じて、天然ガスの相互融通を実施することに本日合意いたしました。

緊急時相互融通のイメージ

静岡ガス(または東京ガス)で供給に支障が出る可能性が生じた場合は、INPEXが静岡ガス(または東京ガス)に天然ガスの融通を行うとともに、融通によってINPEXに供給能力の不足が生じる際は東京ガス(または静岡ガス)がINPEXに供給支援を行います。

INPEXで供給に支障が出る可能性が生じた場合は、静岡ガスと東京ガスがINPEXにそれぞれ天然ガスの融通を行います。

緊急時相互融通体制のイメージ

東京ガスとINPEXは栃木県佐野市、埼玉県川口市・熊谷市で、静岡ガスとINPEXは南富士幹線(静岡県御殿場市〜富士市)を通じて、パイプラインが接続しています。

3社パイプラインネットワーク概要図

緊急時相互融通の前提

3社は各社の安定供給体制確保を前提として、天然ガスの緊急時相互融通を行うことになるため、具体的な天然ガス融通量や期間などについては、災害発生時に3社間で都度協議の上、取り決めます。

以上